人見知りナースマンのブログ

人見知りだけど看護師してます。看護師6年目、現在ICU勤務。人見知り克服や看護のこと、その他気になることを発信していきたいと思います。キングダムにハマってます!

最後の医者は桜を見上げて君を想う~名言集③~

こんばんは!

 

小説内にこんなに名言があふれてるなんて思わなかったです。

名言が多かったのでもう少し紹介したいと思います。

 f:id:someday006:20190722212248j:plain

・病気になった当人の意思に関係なく、周りの人間としては・・・

やはり、命の『長さ』の方に価値を置いてしまう。

いや、でもそんなことはとっくにわかっていたはずなのに。

桐子の知っている人物が、末期がんの状態とわかります。

今までは自分の考えが正しいと思っていたが、いざ当事者となると迷ってしまいます。

知っていることとできることは違います。

うーん。難しいですね。

いわゆる『延命治療』を受けている患者さんを多く見てきて、自分の親がもしこんな状態になるなら延命はさせないと思っています。

親自身もそれを望めばですが・・・

でも、実際本当にそういった状態になった時、同じことを言えるかは自信がありません。

どんな状態であろうと『長く生きてほしい』と望んでしまうかもしれません。

 

・患者の気持ちをわかったつもりでいたけれど、実際にはその一割も理解していなかったようだ。

やはり健康な状態と病気の状態には天と地ほどの隔たりがあるのだ。

実際に病気になってしまった医者の言葉です。

ここでは『患者』となっていますが、これを『弱者』に変えることもできます。

お金持ちは貧乏人のことはわからない。

経営者は労働者のことはわからない。

いじめる側はいじめられる側のことがわからない。

それなのに『弱者』のことを語るのは『強者』であることが多い気がします。

世界が分かり合えないのは、むしろ当然かもしれません。

しかし、分かり合おうとすることは大切だと思います。

患者さんは医者の気持ちはわからないし、医者も患者さんの気持ちを100%理解できるわけではありません。

患者さんの立場になって初めてわかることもあると思います。

 

・だけど・・・俺の望みは『ただ生きる』ことではないんだよ。

末期の状態ながら、あるイレギュラーな依頼をする患者。

止める医者に対して、患者が話したことです。

余命の1年をただ過ごすが、余命が1か月になりリスクを冒してでも意味のある1か月を過ごすか。

どちらの選択も正しいと思います。

大事なのは『患者さんの意志』ですからね。

最後に意味のある期間を過ごすことができるのなら、たとえ余命が短くなってもありたいことをやって死にたいですね。

 

上小説内に出てくる億が名言だと思う部分をまとめさせていただきました。

調べてみると、続編もあるようなので読んでみようと思います。

映画化されるという話も出ているみたいです。