1年目のできごと
こんばんは!
社会人1年目って何かと大変ですよね。
会社、職場の雰囲気に慣れること、仕事を覚えること、色々な闇を感じながら働くこと
・・・
僕も看護師1年目はずっと『早く辞めたいなー』と思いながら働いてました。
毎日仕事に行くのが嫌で・・・
どうにか体調悪くなんないかなーとか考えてました。
何が辛かったか詳しく書いていきたいと思います。
・女社会って怖い
看護師は女性が多い職種です。
僕が1年目で配属された部署は30人ほどいるスタッフの中で男性看護師は僕を含めて3人だけでした。
しかも先輩は2人とも途中で部署移動してしまい、半年ほど僕1人だけでした。
もう辛かったです。
派閥やお局、仲良いと思っていた人が裏ではめっちゃ文句言ってたり。
愚痴を聞かない日はなかったと言っても過言ではないほど愚痴で溢れていました。
看護学校ももちろん女性が多かったですが、そこまでドロドロはしてなかったのでその環境に慣れるのも大変でしたね。
女性社会は恐ろしいと痛感した1年でした。
・毎日残業
僕が配属された部署は、わりといや、かなり忙しくて残業が当たり前でした。
日勤は消灯時間、夜勤明けは昼食頃まで残業していました。
1年目なので、最初はそこまで受け持つ患者さんの人数も多くはないのですが、記録を確認してもらうのに先輩が仕事終わるのを待たなければいけなくて。
それに時間を取られていた感じですね。
何度か記録確認してもらえたか先輩に聞いてみようと思い探していたら、先輩は休憩室でご飯を食べてるってことがありました。
『いやいや、こっちだって腹減ってるわ。早く確認してくれないと帰れないじゃん。』って思いましたね。
定時で帰れたのは数回だけでした。
残業手当は・・・まあ詳しくは書きません。笑
・仕事前から疲れる
日勤では約1時間前、夜勤では約1時間半前には出勤していました。
いわゆる『情報収集』をするためですね。
受け持つ患者さんの疾患、内服薬、点滴、検査・・・
事前に情報収集し、今日一日何を注意するか、疾患のアセスメントなどをまとめておかないと、勤務開始直後のカンファレンスでボロクソに言われます。
恐怖の時間ですね。
フォローの先輩はもちろんいましたが、先輩も7人ほど受け持ちながらのフォローなので、正直1年目が受け持つ患者さんの情報を取っていたかどうか・・・
1度それが原因でインシデントを起こしました。
僕がもちろん悪かったのですが、そのミスを起こさないためのフォローなのでは?と思いましたね。
・夜勤がとにかく辛い
僕がいた病棟は4人で夜勤をし3人が患者さんを受け持ち、1人がフリー業務という役割分担でした。
フリー業務はナースコール対応、配薬、血糖値チェック、おむつ・体位交換、口腔ケア、その他雑用をすべてやるといった感じでした。
多い時は20人以上いる寝たきり患者さんを1人で体位交換している時は虚しかったですね。
手伝ってくれる先輩は数人でした。
端から端まで体位交換に周り、最後まで行ったらまた最初に戻る。
夜勤中に万歩計をつけていた時があってだいたい1回の夜勤で2万歩歩いていました。
何より辛かったのは、夜勤開始直後です。
夜勤の時間になるとまず夜勤者全員で病棟をラウンドします。
オペ患者さんの状態や不穏患者さんの抑制状態などを観察し、足りない部分があれば日勤者に補足をお願いします。
そのあと日勤にリーダーから送りを受けます。
眠剤や下剤を投与してほしいといった依頼や医師指示の確認等を行います。
この送りがとにかく長いのです。
早いと30分ほどで終わりますが、長いと1時間近くやります。
もう夕飯が来てしまうよという感じでした。
夕飯が来る前に血糖値チェックと食前薬を配薬しなければなりません。
血糖値が高値の患者さんがいればインスリン注射をしなければいけません。
1分でも早く送り終われと思っていました。
なぜにこんなにも長いのか疑問でしたね。
送りが終わると血糖値測定、食前薬の配薬、食事の配膳、食後薬の配薬、体位交換、眠前薬の配薬、使った物品の片づけ、物品チェック、口腔ケア・・・と業務に追われます。
処方薬以外の薬を医師指示から使用した場合、その分のコストを取るのとなぜその薬を投与したのか記録に残さなければいけません。
それをやる余裕は勤務時間内にはほとんどないので、休憩時間を削ってやっていました。
僕が2年目になった途中から受け持ちで配薬する制度に変わりました。
冷静に考えれば受け持ちが配薬するのが普通です。
例えば血圧が低いのに降圧剤を投与してしまったりするからです。
夜勤はとにかく辛かったです。
特に苦手な先輩と一緒の時は・・・
ただでさえ人数が少ないのに、そんな中で苦手な人がいると息が詰まります。
改めてよく乗り越えたなーと感じます。