看護師1年目のみなさんへ
こんばんは!
6月末というなんんとも微妙な時期ですが、看護師1年目として頑張っているみなさんに僕からささやかなメッセージを送りたいと思います。
僕は社会人1年目を看護師として過ごしたので、いわゆる一般企業にお勤めの方と少し違う過ごし方をしたと思います。
しかし、社会人年目の方にも参考になる部分はあると思うのでよかったら読んでみてください。
少しだけ僕が1年目のこの時期どんな風に過ごしていたかを書いていきたいと思います。
後日1年目の頃のブログは詳しく書いてアップしたいと考えています。
なんとも波乱万丈だったので・・・笑
4月から働き始め、6月には夜勤が始まりました。
夜更かしはあまり得意ではなかったので、最初は夜勤に慣れるまで起きてい居られるか心配でした。
でもそんな心配は無用でしたね。
とにかく忙しすぎて、休む時間すらほとんどなくそんなことを心配する暇もありませんでした。
休憩時間もあってないような感じでした。
日勤もやり夜勤もやり・・・。
もう生活リズム乱れまくりです。
やはり夜寝ないのは、体にはよくないんだなーと身を持って感じています。
日勤勤務は少しずつ慣れてきて、受け持ちが5人程度になっていたと思います。
検査やOP出し、入院受け、転院・退院準備などのイベントもやり始めた頃だったと思います。
初めて入院受けをした患者さんのことは今でも忘れてませんね。
色々と大変だったので。
とにかく次から次へと新しいことが始まって、それにプラス夜勤も始まって心身共に結構辛かったですね。
まあ、1年目はずっと辛かったですけど。
さて、僕の話はこのぐらいにしておきます。
看護師6年目になった僕からのちょっとしたアドバイスです。
・無理はしなくていい
まずはこれです。
1年目って何かと無理してしまいます。
体調が悪いのに『自分が休むと迷惑がかかる』と無茶をして仕事に行くなんて良くないです。
僕も、1度食中毒からの胃腸炎で下痢・嘔吐が止まらない状態で夜勤に行ったことがありましたが、仕事どころではありませんでした。
熱も39度以上まで上がってしまい、結局早退しそのまま救急外来を受診し点滴をして帰宅しました。
あの時は『夜勤で一人休んだら迷惑がかかる。気合いで何とかする』とか思っていましたが、正直体調不良の状態で働いていても迷惑をかけるだけです。
早めに上司に連絡し、体調を治すことを優先しましょう。
体調が悪いのに休ませてくれないのは完全にブラックです。
自分の身体と心が壊れる前に働く場所を考え直すことをお勧めします。
・わからなくて当たり前
1年目なんて何もわからなくて当たり前だと僕は思っています。
看護学校でもちろん勉強はしていますが、そんなのたかがしれてます。
実際に患者さんを受け持ってみなければ疾患の理解なんて深まらないし、技術もやらなきゃわからないです。
なので、わからないことは正直に「わからない」と指導の先輩に伝えましょう。
一番いけないことは、わからないままやるとこです。
インシデントのもとになるし、何より患者さんに迷惑がかかるからです。
もし、指導の先輩に聞づらいようなら聞きやすい先輩に聞いてもいいです。(1つ上の先輩とか)
ただ、2年目も自分のことで精いっぱいな部分もあるので3年目以上の先輩に聞くのがベストかなと思います。
聞く時に注意してほしいのは、何でもかんでもわからないと言わないことです。
いや、さっきわからないことは聞けって言ったじゃん!と思いますよね。
大切なのは『何でもかんでも』という部分です。
何か聞かれたり、質問された時に「わかりません。」とだけ答えるのはよくないです。
わかろうとする気ある?と思われてしまうかもしれないからです。
なので「わからないので調べてきます。」
「前に経験はしたのですが、この部分が不安なので一緒に確認していただいてもいいですか?」などと言うようにした方がいいと思います。
わからないのは当たり前。
でも、わからないことをわかろうとする努力、曖昧な部分はちゃんと確認してもらうことはやった方がいいです。
もし、あなたが曖昧なまま患者さんに看護処置を行い、患者さんの状態が悪くなったらどうしますか?
「そんなこと聞くな。そんなこともわからなの?」と言ってくる先輩も中にはいるかもしれません。
しかし、患者さんの安全を守るのに大切なのでちゃんと確認しましょう。
・百聞は一見に如かず。未経験の処置は積極的に挑戦しよう
患者さんに何か処置を行うことは最初は怖いです。
やってみたいけど怖くてできないと思うことも多いと思います。
しかし、百聞は一見に如かずということわざがある通り、実際に自分の目で見ないとわからないことがたくさんあります。
まずは、先輩がやっているのを見学する。
次は先輩にフォローしてもらいながら実際にやってみる。
何度もやっていけば手順やコツがだんだんわかってきます。
先輩が処置カートを持って病室に入ったらついて行き見学させてもらうといいでしょう。
もちろん患者さん、先輩、医師が行う処置の場合は医師にも許可をとってからですよ。
黙って見学するのはダメです。
1年目のうちにできるだけ多く経験しといた方がいいと思います。
2年目以降になると「それもまだやったことがないの?」などと言われることがあるからです。
看護手順、処置の必要性や注意事項も合わせて勉強しましょうね。
・日々の振り返りを大切に
毎日毎日仕事に追われて、振り返りもまともにできないまま帰宅しすぐ夢の中・・・ってことも多いと思います。
身体を休めることももちろん大切ですが、日々の振り返りはやった方がいいと僕は思います。
ただ仕事をしているだけでは、知識はなかなかついていきません。
先輩に注意やれたことやその日受け持った患者さんの疾患、処置、気になったことなどは最低限振り返ったほうがいいと思います。
僕は仕事中2冊のノートを持ち歩き1冊はわからなかったことや気になったことをノートに書き、家で調べてもう1冊のノートにまとめていました。
この方法はめちゃくちゃオススメします。
仕事中はいろんなことがあるので、『後で調べよう』とその瞬間は思っても、家に帰ると忘れちゃってるなんてことはよくあります。
なので思った時ノートに殴り書きでいいので残しておくといいでしょう。
ノートをわける意図は、せっかくまとめていたノートがぐちゃぐちゃになるのが僕は嫌だったからですが、気にならない方は1冊でもいいと思います。
ポイントとしてまとめると・・・
・無理はしない
・わからなくて当たり前
・百聞は一見に如かず
・日々振り返りをしよう
以上が僕からのささやかなアドバイスです。
とにかく無理せず、自分の身体と心を大切にしてください。
自分を守れるのは自分だけです。
時には休む勇気も必要です。
ただ、社会人としての自覚は忘れないでください。
1年目を乗り切れたら、少し看護が楽しくなりますよ。