夜勤ってどんな感じなの?看護師の夜勤を大公開!!
こんにちは!
僕は看護師として昼も夜も関係なく働く生活を送っています。
もう生活リズム乱れまくりです。
夜勤が体に良くないと思いながらも、ある程度稼ぐために夜勤手当は必要です。
もともと夜型の人間ではなかったので、1年目の夜勤始まった頃はストレスも重なって顔は吹き出物だらけになりました。
病棟事務の人に「あんた顔汚すぎ。そんな顔で看護される患者さんの気持ちも考えて!」と衝撃の一言を言われたことを今でも覚えています。
はー。今思い出しても辛いできごとだった・・・。
夜勤が始まったのは、6月ごろからだったと思います。
日勤業務にようやく慣れてきたかなという頃に夜勤が始まり、また慣れない生活に逆戻りって感じでした。
夜の病院ってどんな感じなの?
暇だったら寝ていられるんでしょ?それで稼げるのいいね。
幽霊出そう・・・。
などなど医療者以外の友人からはこんなことを言われました。
今回は看護師の僕が夜の病院を大公開します!!
・夜の病院は何かと事件が起こる!
僕が働いていた病棟は脳卒中科だったので、まーそれなりに事件が多かったです。
夜間ラウンド(病室を回り異常がないか観察すること)でカーテンを開けると患者さんが全裸でベッドの上に仁王立ちしていたり
全裸で徘徊する人がいたり
ベッド柵、体中が排泄物だらけになっていたり
ずっと叫んでいる人がいたり
といろんな患者さんがいました。
もう、夜は戦場。
どれだけ寝てもらえるかが勝負です。
それによって、自分たちの休憩時間がかなり変わってきます。
日中のうちにリハビリで疲れさせ、眠剤または不穏時薬の投与タイミングを見極めて入眠援助する。
これが本当に難しいのです。
穏やかな夜勤を過ごせた時は嬉しかったですね。
・夜勤は暇じゃないし、仮眠の時間すらないことなんてたくさんある!
「夜だからみんな寝るでしょ?だったら暇じゃん」
と言われたことがありますが、そんなことはありません。
『あなた1回夜勤経験してみ?きっと1回で嫌になるよ』
と思いましたね。
これは病棟によっても多少違いがあると思いますが、少なくとも僕のいた病棟は暇ではありませんでした。
ごくたまに『暇だな』と思うことはありましたが5年働いて10回にも満たないほどの回数です。
仮眠休憩すら取れないという日も同じく10回ほどあったと思います。
先ほど書いたように病棟では様々な珍事件が起きています。
それに加えて急変が起こった時は『もう勘弁してください』という感じでした。
荒れ狂った病棟がようやく落ち着いたころ、ラウンドするとベッドの横に胃管(鼻から胃にチューブを通しそこから栄養剤や薬を投与するためのもの)が置かれているではありませんか!!
『今までの経過を記録に残すのに加えてインシデントレポートも書かなきゃいけないのか・・・』
もう絶望です。
もはや朝こないで!!
もう1度夜勤の始まりからやり直すから何事もなかったことにして!
と思いましたね。
ちなみに、インシデントレポートとはどういった状況で胃管が抜かれたのか、なぜ抜かれたのか、次回同じインシデントを起こさないためにはどういった対策が必要かなどを書くレポートです。
病棟によっては少し落ち着いた夜勤を過ごせるところもあると思いますが、看護師の夜勤は暇で寝ていられるという考えは間違っていると声を大にして言いたいです。
・幽霊?そんなものを気にしている暇はありません!
今まで書いてきたことを読んでいただければ、幽霊どころではないとわかってもらえると思います。
霊感がある方だと、子供の霊を見たとか亡くなった人がいたとか言ってる人もいましたが、僕は1度も霊を感じたことはありません。
看護師の夜勤はこんな感じで過ぎていきます。